こんにちは。カウンセリングオフィスGardenです。
カウンセリングの場では、大人だけでなく、お子さんとお話しする機会もたくさんあります。
小学生から高校生まで年齢はさまざまですが、どのお子さんも、
はじめから積極的に自分のことを話してくれるわけではありません。
それでも、たいていのお子さんは1~2回会うと、緊張が取れて、
困っていることや。周囲に対する不満などを話してくれるようになります。
一方で、回数を重ねても、なかなか困っていること、不満に思っていることを話してくれないお子さんもいます。
弱みや失敗を見せること、ネガティブな感情を持つことはよくないことだと思っているようです。
これらのお子さんは、「だいじょうぶ」「困っていることはとくにない」と言います。
おそらく、カウンセリング以外の場所でも、自分の失敗や弱みを周囲に見せず、
つらくてもSOSを出せずに追い詰められてしまうお子さんなのではないかと思います。
弱さを見せられる子は、強くなる
困っているときに「助けて」と言えること。
それは当たり前のことのように見えて、実はとても難しく、そして大切な力です。
SOSを出せる子は、困ったときにそれを周囲に伝え、必要なサポートを手に入れます。
「わからない」「できない」「こわい」と声に出すことで、周りの大人や友だちが気づいて助けてくれます。
一方で、困っても言えなかったり、失敗や弱みを隠してしまう子は、問題を一人で抱え込み、
ますます解決が難しくなってしまいます。
SOSを出す力は、「自分の状況を発信して他者とつながる力」なのです。
当然ですが、一人よりも、他者と力を合わせた方が、何倍も大きな力となりますよね。
「助けて」と言う子は決して弱い子ではありません。
むしろ生きるための力を身に着けた、強い子であるということです。
「失敗しても大丈夫」という安心
子どもが自分からSOSを出せるようになるには、
周囲の大人のどんな関わり方が必要なのでしょうか。
大切なのは、結果ではなく過程に目を向けることです。
「どうしてできなかったの?」は、結果を問う言葉。
「どこで困ったの?」「どう考えたの?」は、プロセスを振り返り、次のステップを目指す言葉。
プロセスに注目することで、子どもは「自分の考えを大切にしてもらっている」と感じ、
「失敗を伝えることは、できるようになるためのステップなんだ」と学ぶことができるのですね。
口下手な子はまずリラックスからスタート!
子どもが話しやすい雰囲気づくりも大切です。
とくに、話すことが苦手な子、繊細で臆病な子は、焦らせることは禁物。
「そうだったんだね」「わかる、わかる」と受け止めつつ、
ゆっくり話を聴いてあげてください。
もしも、子どもが話しにくそうにしていたら、無理はしないこと。
「話せる時に話してね」「今度また聴かせてね」と伝え、
軽い話題に切り替えたり、体や手を動かしたりして、
リラックスさせてあげることから始めましょう。
その子のペースを大切に
子どもが安心して話すようになるには、個人差があります。
ご紹介した工夫を数回試しただけでリラックスしてくれるお子さんもいれば、
数週間、数か月かけてようやく警戒心を解いてくれるお子さんもいます。
親も焦らず、「今は心を育てているんだ」と考えて、ゆっくり時間をかけてあげてください。
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