こんにちは。カウンセリングオフィスGardenです。
みなさんは、「心理カウンセラー」についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
私はカウンセラーとして、30年以上働いているのですが、多くの方が、
カウンセラーは「価値観を押しつけない」「どんな話も受け止めてくれる」などの
イメージを持っているように感じます。誤りではないのですが、それは必ずしも
正確な言い方ではないように思います。
今日は、カウンセラーの個性や価値観とカウンセリングの進み方について、
そしてクライエントとの「相性」について考えてみたいと思います。
🍀カウンセラーもひとりの「人間」
当然ですが、カウンセラーは特定の価値観を押しつけたり
「こう生きるべき」と人生の答えを決めたりすることはありません。
先入観をできるだけ持たず、クライエントの思いや考えを尊重する姿勢を大切にしています。
「カウンセラーはアドバイスをしない」というのも、このような姿勢からくるものです。
ただ、人は誰でも、それまでの経験や学びを通して、物事の見方や自分なりの価値観を
育んでいます。それはカウンセラーも例外ではありません。
🍀カウンセリングの進め方にも個性がある
それでは、カウンセラーの価値観や考え方は、カウンセリングにどのように表れてくるのでしょうか。
たとえば、
・クライエントの話しのどの言葉に注目するのか
・どこでどんな質問をするのか
・その中から何を最初に取り組むべき課題として捉えるのか…など
そのひとつひとつの選択には、そのカウンセラーらしさが表れます
同じ話を聞いていても、「まずは安心して生活できる環境を整えることから始めた方がいいな」と
考えるカウンセラーもいれば、「背景にある人間関係から整理していった方がいいだろう」と
考えるカウンセラーもいる、といった具合です。
それじゃあ、どのカウンセラーと話すかによって、結果が変わってしまうじゃないか?と
思われるかもしれません。
ここでひと言付け加えておきたいことは、たとえ目的地が同じであっても、
そこに向かう道は一つではない、ということです。
時間をかけて景色を味わいながら歩く道もあれば、最短のルートでゴールを目指す道もあります。
🍀だからこそ「相性」がある
もちろん、どの道のりが正しい・間違っているという話ではありません。
だからこそ、クライエントの方たちも、このカウンセラーはいま何を目指しているのかな、
どんなことを考えているのかな?それは、自分の考えと合うかな?と
考えていただけると良いと思います。
もし、
「このカウンセラーとは大切にするものが違うな」と感じた時、
そして、
「この空気だと、その違いについて少し言いづらいな」
そう感じた時には離れることも、一つの選択です。
🍀「私は違うと思う」が言える関係
ただ、私がカウンセラーとして思うのは、「違うな」と思ったことは訊いていただきたいな、
ということです。
なぜなら、「自分とは違う相手とどう関係を作っていくか」、違和感や疑問をお互いに言葉にしながら
どうやって理解を深めていくか。
これはカウンセリングに限らず、人が社会の中で生きていく上で大切なことです。
それを体験することも、カウンセリングの持つ意味のひとつだからです。
「それは私の考えと少し違う。私はこう感じているのですが、どう思いますか?」
クライエントが遠慮なくそう伝えられる雰囲気を作ることはカウンセラーの務めだと、私は思います。
ですから、クライエントの方たちも、勇気を出して伝えていただきたいと思います。
お互いの違いを言葉にしても、関係を切ることなく、一緒に考えていくことで、
カウンセラーとの関係もカウンセリングの中身も育っていくものです。
🍀まとめ
どのカウンセラーにもそのカウンセラーらしさがあり、同じテーマであっても
解決への道のりは違うかもしれません。
ですから、クライエントの方は、ただ受け身になるのではなく
「このカウンセラーとなら協力してやっていけそう」と自ら選ぶ気持ちを持って
いただきたいと思います。
どんなカウンセラーを選ぶか、そして、選んだカウンセラーとお互いの違いを言葉にしながら
関係を育てていこうと思えるか。それは、カウンセリングを始める時の
大切な一歩ではないかと思います。
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