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【閑話休題】同じ専門家でも意見はさまざま。

こんにちは。カウンセリングオフィスGardenです。

 

最近、YouTubeで国際政治について解説している動画をいくつか見る機会がありました。

「国際政治の専門家」といわれる人がアメリカと中国の首脳会談の解説をしているのですが

話している内容がびっくりするほど違っていました。

 

ある人は「トランプ大失敗」と言い、別の人(別番組)は「中国収穫なし」と言っていました。

真逆ですよね。

 

なんでこんなに両極端な話が出てくるのだろう?

国際政治に詳しくない私は、これをどう理解したらいいのか?

 

そして、ふと

もしかして、心理学や発達を専門としている私たちカウンセラーも、

一般の方たちから同じように見えているのかもしれない?と思いました。

 

 

なぜ専門家の意見は割れる?

メディアの特性として、強い言葉や断定的な物言いの方が

注目を集めやすいという側面はあると思います。でもそれを差し引いても、

ずいぶんな違いです。

 

専門家の意見というものは、その人が何を重視しているか、

より詳しい領域は何か、あるいはどのような情報に多く触れているかによって、

けっこう違うものなのかもしれません。

 

 

全部を知るのはムリ

複数の意見を聞いて、比較検証すればいいのかもしれません。

けれど、それは現実的ではありませんよね。

 

私たちの日常には、仕事や家事、目の前の生活など、考えるべきことが

山ほどあります。1本1時間もする解説番組を何本も見比べる時間はありません。

 

社会は「分業」で成り立っています。「その分野の専門家」に任せているからこそ

私たちの生活は回っています。

 

ですから、私たちが目指すべきは「すべてを知っていること」ではなく、たくさんの

専門家や意見の中から「この人は安心して頼れそう」「この意見は信じてよさそう」を

見極める感覚なのかもしれません。

 

このことは、子育てやメンタルヘルスでも同じことが言えます。

 

 

子育て・心理支援でも同じ

一般の方や親御さんがカウンセラーと同じ知識を持つ必要はありません。

毎日が問題なく回っているならそれで十分です。ただ、本当に困ったときには

多くの選択肢から「誰を信頼して相談するか」と選ぶことが必要になります。

 

 

信頼できる情報・専門家を見極めるポイント

では、何を基準に選べばよいのでしょうか。

 

見るポイントはいろいろあると思いますが、一つの目安として、

『極端な断定』が繰り返される時には少し注意が必要かもしれません。

「これで全部解決」「今すぐ変えて!」といった言葉は、聞く人の不安を強く刺激します。

 

また、誰かひとりを悪者にするような単純化した話も、現実の複雑さを正しく

捉えていない可能性があります。現実に何が起こっているかは、

そんなに簡単なものではありません。

 

逆に、比較的信頼を置きやすいのは、「状況によって変わる」

「一緒に整理していきましょう」という姿勢を持つ専門家だと思います。

 

子育てや心の問題は、本人の特性、家庭環境、学校や職場との関係など、

多様な要素が関係しています。誰にでも当てはまる「唯一の正解」から一歩進めて

個々の事情を丁寧に理解しようとする姿勢は、相談する人にとって

大きな安心感につながると思います。

 

 

おわりに

世の中のすべての知識を正しく把握することはできません。

 

でも、あふれる選択肢の中から「自分にとって信頼できる人や言葉」を上手に見極め

選んでいく感覚は、普段から「自分にとっての正解とは何か」を意識することで

少しずつ育てていくことができると思います。

 

その感覚を元に、困った時に、信頼できる専門家を見つけてくださいね。