【不登校】理由を訊いても「わからない」

「なぜ行けないの?」と尋ねた時、お子さんも

「わからない」と答えるのは珍しいことではありません。

 

大人から見ると、「何か言えないことがあるのでは?」と

余計心配になりますが、そこには、子どもなりのいろいろな心理状態があります。

 

 

1. 言葉にする力がまだ未熟であ

自分の中の複雑な葛藤や違和感を、整理して言葉にする力は十分ではありません。

 

 

それを「〇〇がつらい」「✖✖ができなくて苦しい」といった明確な理由に

結びつけられないことは多々あります。

 

本人にも、本当に理由がわからないことは、決して珍しくありません。

 

 

2. 「わかっている」からこそ言えない罪悪感

「学校には行かなければならない」ということを、

子どもたちは誰よりもよく分かっています。

 

行けない自分に対して強い罪悪感を抱いているからこそ、

「叱られるに違いない」

「『そんな理由で行かないのか』と言われてしまったら、もう反論できない」

という恐れから、口を閉ざしてしまうことがあります。

 

相談することが、「助け」ではなく、「責められる理由」に

なってしまうことを恐れているのです。

 

 

3. 「相談」の仕方がわからない

大人を頼ること、自分の困りごとを誰かに相談することに

慣れていないお子さんもいます。

 

「相談する」という行為は、自分の弱みをさらけ出して助けを求めることです。

これは、経験の中から学んで身に着けるコミュニケーションスキルのひとつです。

 

どう頼ればいいのか、どう伝えれば分かってもらえるのか

 

それが分からず、結果として「黙り込む」という選択肢しか

取れなくなっている子もいます。

 

 

4. 相談する「エネルギー」がない

自分の内面を見つめ、それを他人に伝える作業には、エネルギーが必要です。

心が疲れ果てている状態では、そもそも相談するための元気が残っていません。

 

そのような時、家族は理由や原因を特定することにこだわらず、

まずは安心できる環境で心身を休ませ、

心のエネルギーを回復させることを優先しましょう。

 

 

おわりに

子どもも理由を説明できまい時、

今は理由を無理に聞き出す時期ではなく、「言葉にできないほど辛いんだね」と

その沈黙を丸ごと受け止める時期なのかもしれません。

 

そのような時は、学校や専門機関と連携しつつ、

お子さんに対しては、安心して休める環境を与えてあげることが大切です。

 

 

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