朝になると頭痛や腹痛を訴える、あるいは布団からどうしても出られない。
これは、不登校の初期段階で非常によく見られる状況です。
親として、「これは甘えではないか」「ただ怠けているだけでは」と
焦りや不安を感じるのは当然です。
けれど、このような状態のお子さんは、
心身のエネルギーが底を尽きかけ、
動きたくても動けない状態になっています。
1. まずは「身体のチェック」
まずは内科などを受診し、身体的な病気が隠れていないかを確認しましょう。
もし身体的なな病気がないと分かれば、そこからは
「心の休息」が必要な段階だと考えてください。
いま出ている身体の不調は、「これ以上は無理」という
心が出しているサインである可能性が高いです。
2. 「無理強い」が逆効果になる理由
この時期に、無理に登校を促すことは、お子さんがさらに無理を重ねて
エネルギーを消耗することや、自責の気持ちや罪悪感をさらに強める場合があります。
もし、本人が「行きたい」と口にした時には、遅刻・早退も一つの選択肢になりますが、
必ず、無理をしないことを伝えましょう。
この時大切なのは、本人の意思を尊重することと、
無理をさせないことのバランスです。
心と体の両方を労わること
それが、回復への一番の近道だからです。
3. 日中の過ごし方と、心のエネルギー
しっかりとした休息が必要な時期には、睡眠時間が極端に長くなることがよくあります。
家族としては、生活のリズムが変わることは不安に感じやすいですが、
「今はエネルギーを蓄えている時期だ」と理解して、見守ってあげてください。
一方で、心身の調子が少し安定している日には、負担のない範囲で
好きなことや課題に取り組むなど、「自分なりにできた」と納得できることが
自信になることもあります。
おわりに
平日朝に繰り返されるやりとりは、親にとって、
焦りと不安に追われる辛い時間だと思います。
「いまは休ませていいんだ」と決めることは、決して諦めではありません。
それは、お子さんが再び自分の足で歩き出すために、必要な
「充電期間」を保証してあげるという積極的な選択です。
不安な時は学校や関連する人たちと相談しながら、
ご家族も、お子さん同様、安心・安定した生活を送っていただけたらと思います。
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