過干渉な親の心理~その「心配」ホントに子どものためですか?

こんにちは。カウンセリングオフィスGardenです。

 

今回は、過干渉してしまう親の心理とそのことが子どもに与える影響について書いてみたいと思います。

過干渉してしまう親の心理とは?

親子の問題について相談を受けていると、「つい子どもに口うるさく言ってしまう」という親御さんによくお会いします。

 

「これって過干渉かな?」

ふと心配になることはありませんか?

 

過干渉は、子どものためを思っているつもりでも、実際には子どもにマイナスの影響を与えてしまっていることが少なくありません。

 

子どもへの過干渉は、親自身の中にある不安から来ている場合がほとんどです。これは親御さん自身の性格や育った環境、あるいはいま置かれている環境によるもので、親御さんだけが悪いわけではありません。

 

もし「これって過干渉かな」と思ったら、なぜ子どものすることに口を出したくなってしまうのか、その気持ちはどこから来ているのか、一度立ち止まって考えてみましょう。

 

多くの場合、不安になりやすい親御さんは、子どもが親にとって安心できる状態になっていない時、過剰に心配になってしまうようです。子どもの力を信じて、待つ・見守るということが、なかなか難しいのですね。

心配なのは子どものことではなく、自分のこと

「失敗したら可哀想」「将来困るのではないか」など、親として子どもの気持ちや将来を心配するのは当然のことです。

 

ただ「心配しすぎ」はよくありません。それは、一見子どもの心配をしているように見えて、実際には、それを見ている自分がつらいという気持ちが背景にある場合があります。

 

子どもの成長を考えた時、長期的に見れば、失敗もひとつの経験と捉えて、どっしり構えていてちょうどいいのです。けれど、過干渉しがちな親御さんは自分が不安な思いをすることがつらすぎて、子どもの失敗や試行錯誤を見ていられなくなってしまいます。

子どもへの影響は?

誰でも不安になることはありますが、不安や心配が浮かんでも、それを心の中にとどめていられれば問題ありません。

 

しかし、過度な干渉というものは反射的に出てしまう場合が多く、頭ではわかっていても、なかなか行動を止められないないものです。

 

親から注意される、心配されるということは、子どもにとって危険を知らせるアラートを意味します。子どもは子どもなりに自分のペースで行動している時、突然「アラート」が飛んでくると、予想外のことに驚きます。それが繰り返されることで、世の中を怖いものだと理解したり、危険を察知できないことを失敗と受け取って自分を責めたりします

 

 

つまり、「世の中というものは、自分には察知できない危険に満ちている」と学習してしまう可能性があるのですね。知らず知らずのうちに、「危ない世の中を生きていくには自分は力が足りていない」と思ってしまうと、自信や自己肯定感を持つことが難しいなってしまいます。

親の役割は「安心」と「支え」

親御さんはどのような点に気をつけたらよいのでしょうか。

 

結論から申し上げますと、子どもの失敗をネガティブなものと考えず、成功体験(成長のチャンス)と捉えることです。親自身が不安から解かれて、安心していれば、それは自然と子どもの安心につながります。

 

取り返しのつかない失敗はありません。

失敗したら、その時一緒にどうすればよいかを考えるのが、親の役割です。

 

「失敗は次のステップへの経験値」

親御さん自身が不安を感じた時には、自分で自分に言い聞かせてください。

あるいは、信頼できる誰かに、言ってもらいましょう。

 

そして、不安な気持ちが落ち着いてから、

「あなたなら大丈夫」とお子さんに伝えてください。

 

お子さんを安心させること、それは心配すること以上に大切な親の役割です。

まとめ

いかがでしょうか。わが子の幸せを願うからこそ心配になるのが親心です。その親心が、はからずも子どもに過度なプレッシャーとなってしまわないために、自分の言葉の背景にある自分の気持ちを振り返ってみてください。

 

親自身が安定した気持ちで子育てに向き合えること。

それが子どもの健やかな成長に最も大切なことです。